平成20年度全国公立小中学校事務研究大会福島大会
 8/6(大会1日目)

メイン会場となったビックパレットふくしま


 開会式は郡山市立大島小学校児童による「ふるさとメドレー」
のさわやかな歌声から始まりました。

開会式
文部科学省記念講演

 開会式後の文部科学省記念講演では、愛知大会に引き続き文部科学省大臣官房長官 前川喜平氏が講演されました。

 前川氏からは、学習指導要領の改訂や教育振興基本計画についてご講演をいただきました。

 また、教員が子どもと向き合う時間を確保するためには、マネジメントの中心として学校を支える学校事務組織や事務長の存在が必要であるとして、今年度中に事務長制の制度化に努めると話されました。
記念講演

 また、午後の記念講演では、「脳を育む−脳科学からのメッセージ−」と題して任天堂DS「脳を鍛える」シリーズで有名な東北大学加齢医学研究所教授 川島隆太氏の講演を聞くことができました。

 脳の前頭前野は、生きる力の育成や脳の老化防止に重要な部分であること。早寝早起きや朝ご飯を食べることは特に重要であること。読み書き計算という作業は脳のトレーニングとして重要であり、良いことをしたときにすぐにほめることや「フェイスtoフェイス」のコミュニケーションは、脳の活性化に効果があること。また、手指を使って作業することも脳の活性化に効果的だそうです。

 これに対してテレビやビデオの映像は、脳をリラックスさせてしまうので、例えば授業の導入としての効果はあるものの、授業の全部を映像だけにした場合、脳の活性化が図れないということでした。基本的な生活習慣と基礎基本の学習訓練が脳の活性化に大きな役割を果たしていることを理解することができました。
 8/7(大会2日目)第1分科会
 大会2日目は、第1分科会において栃事研研究部による提案発表がありました。前日から福島県いわき支部の皆さんに会場設営など準備をしていただきました。 当日も受付や進行など細部にわたりご配慮いただきありがとうございました。おかげさまで安心して分科会を進めることができました。

 また、松浦先生、木村先生にはご多忙のところにもかかわらず、助言者としてとちぎの提案発表を支えていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

第1分科会の会場の郡山市労働福祉会館


受付や会場運営はいわき支部の皆さんが担当してくださいました。

いよいよ分科会のスタートです。


提案内容に沿って映像やパワーポイントでわかりやすく説明しま
した。

 熱心にプレゼンに聞き入る参加者の皆さん

全国大会は他県の参加者からも情報をいただける機会です。
 第1分科会助言者 宇都宮市立昭和小学校長 木村茂夫氏からは次の助言をいただきました。

 今までも事務長さんのサポートをいただきながら学校経営を行ってきましたが、ここ数年のうちにベテランの事務長さんが多数退職することになると思います。その後に若い事務職員が配置されることもあると思いますが、そういった状況に対応するためにも共同実施にたいへん期待しています。

 共同実施によって学校事務の平準化が図られ 、スキルアップを通じて、事務職員の皆さんには、企画立案等でどんどん校長をサポートしていただきたいと思います。

午後の部のスタートはストレッチから


これからの「とちぎの学校事務職員」と共同実施組織につい
ての提案です。

和やかな雰囲気でグループ討議が始まりました。

グループ討議の意見発表
 まとめとして、助言者の神奈川県開成町教育委員会教育長 松浦晃幸氏から次の助言をいただきました。

 学校の目的は、児童生徒に生きる力を身につけてもらうこと。そのために事務職員は何をしたらよいのか。教員にはない視点で学校の状況を分析して、弱い部分を指摘していただきたいし、行政と学校の連絡調整役として活躍していただきたい。

 共同実施をして業務の効率化を図りながら、OJTを通して事務職員のスキルアップを図り、一層企画力や交渉力を磨いてほしいと思います。 まず、動くことが大切です。共同実施を始めて、子どもの幸せにつなげてほしいと思います。ただ、教員のやらない仕事を全部事務職員がやるのではなく、必要な部分を担っていただきたいと思っています。

 「私は皆さんの支援者であり仲間です。」とおっしゃる松浦先生から温かいエールをいただきました。
 8/8(大会3日目)  

大会報告 全事研研究部長 岡ア 信二氏 

全体研究会(シンポジウム)
全体研究会

 全体研究会では、国立教育政策研究所初等中等教育研究部主任研究官 加藤崇英氏と全事研会長 木村信哉氏をシンポジストに、静岡大学教育学部付属教育実践総合センター准教授 藤原文雄氏をコーディネーターに全事研グランドデザインについて話し合われました。


 教員の事務負担軽減については、教員から事務職員に事務処理を単純に移行するのではなく、教員とのつながりを持ちながら仕事をすることが重要で、教員と協働しながら分担していくことが大切だということでした。
 今回の福島大会は、隣県での開催のため、栃木県から多くの方が参加されました。全国の学校事務職員が一堂に会する機会に接し、共に研修することによって自分自身の更なるスキルアップが図れたのではないでしょうか。他県の皆さんとの交流から得るものは、本当に大きいと思いました。