標準的職務表を理解しよう!!
平成14年11月29日
栃事研会報 号外 (標準的職務表周知パンフ 2号)
 
 「市町村立小・中学校事務職員の標準的職務表について」の通知が出されてから、2度目の冬を迎えました。この間、学校事務職員を取り巻く社会情勢にも変化が生じてきています。
 私たちの未来像がどうなっていくのか・・・、この「標準的職務表」への取り組みが大きなカギとなるでしょう。
 
 共同実施はどうなるの・・・
 すでに県内でも、実践協力校の指定が行なわれています。
共同実施とは、学校間連携を図ることで職務内容の改革をめざし、その結果学校運営の効果を高め、子どもの豊かな育ちを支援するものであります。
 そのような今日、学校事務職員の存在意義をしっかりとアピールしていくためにも、土台となる「標準的職務表」への理解をともに図っていきませんか。 
 
  標準的職務表Q&A

1 企画委員会(運営委員会)への参加


Q 企画委員会って、そもそもどんなものなのですか。
A 学校の運営方針や行事等の骨子の検討、学習指導や児童生徒指導など、学校の中枢に関わる事柄を話し合っていく場です。
Q 企画委員会に参加することにより、どんなことが変わりますか。
A 学校事務職員の立場として、学校運営にどのような形で関わっていけばよいのか、今まで以上に学校全体の流れがわかってくるようになります。 
  学校行事等にも企画の段階で意見交換ができ、早めに予算が立てられるので準備も余裕を持ってできます。
  また、事務部としての意見を述べる場を与えられるので、教職員に学校事務の職務について理解をしてもらううえでも有効だと思います。
  さらに、児童生徒指導面での情報も入るので、学校の動きがよく把握できるようになります。
Q 私はまだ経験も浅く、とても企画委員会には参加できそうもありませんが・・・
A そのように感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
 ただ、決して企画委員会に参加することだけがすべてではないと思います。
  たとえば学校に関わる予算の編成を行ない、常にその執行状況を教職員に情報提供しつつ、予算の有効活用に努めることもひとつの学校運営への参画だと
 思います。

2 情報や文書の管理も私たちの職務

Q 一口に情報や文書の管理といっても、その範囲は広いのではないでしょうか。
A 確かに、関わる範囲は多岐にわたるかと思います。しかし、できるところからひとつひとつ確立していきましょう。
  たとえば、文書事務を職務として確立するため、起案から決裁に至るまでの審査へのより積極的な関与が求められてきます。
  また、情報公開・開示に関しては、市町村教委との連携を持った対応が求められます。
 情報処理への関わりでは、市町村研修組織で協力し合い、取り組む必要もあると思います。
Q 情報提供がうたわれるようになりましたが・・・
A 平成14年3月「小(中)学校設置基準」が制定され、学校が情報提供を積極的に行なうことが定められました。
  もちろん、学校事務職員の職務に関する情報の提供も含まれます。教育活動の裏付けとなる予算・徴収金・施設設備整備計画など、学校の説明責任の観点から私たちの関わりも大いに問われてきます。
  さらには、情報提供と関連し、自己評価も定められています。学校事務職員としての情報に関わる判断が一層必要となってきます。
 
3 標準的職務表への不安

Q 標準的職務表の重要性はわかるのですが、すべては網羅仕切れないのが現状かとおもいますが・・・
A この標準的職務表は、学校事務職員の職務範囲を明示したものです。しかし、明示されている職務を、一人の学校事務職員が「全て・直接」に携わっているわけではありません。
  ただ、直接携わっていなくても、その仕事に関して学校事務職員が「指導・助言」をしたり、あるいは「連絡・調整」をしたりすることも必要でしょう。
Q 私たちはこの標準的職務表と、今後どのように関わっていくのでしょうか。
A 私たちはこの標準的職務表をしっかりと活かしていく必要があります。
  たとえば、その職務内容に具体性・説得制を持たせるため、市町村教委から標準的職務表に関わる通知等を出していただくよう働きかけていくこともひとつの方法です。こんなにたくさんの仕事をやらなければならないのかというマイナス思考ではなく、学校運営組織のなかでさまざまな分野に大きく関わっていくという気概を示すものとして、定着を深めていきましょう。