とちぎの山咲案内

花が好き 山が好きな皆さんに (ただし登山靴・地図・ザック等はご用意下さい。)

日留賀岳(ひるがたけ)1849m(那須塩原市)豊かで深い雄峰


登山時期 5月中旬より8月初旬ごろまで花は楽しめます。 10月初旬から下旬までは紅葉(塩原は混みます。)    

 日留賀岳は、塩原温泉の北端の奥深くにどっしりと構えています。登山道はブナ・ミズナラ、アスナロの原生林におおわれ、豊かな自然に恵まれた趣ある山です。豊富で多種な高山植物が早春から夏まで季節ごとに咲いていきます。特にギョウジャニンニクの群生は有名ですが、盗掘の被害が多いようです。(山の植物は写真をとるだけにしましょう。)

 山頂は360度の展望で、会津・大佐飛山・塩那スカイライン・日光連山・高原山が展望できます。20万分の1の地図があると、山などが識別できて楽しいです。

 交通アクセスは「木の葉石入り口」まではバスがありますが、不便です。車の場合は白戸集落まで入り、「小山市宅・日留賀嶽」の看板を行くと、小山さん宅に着きます。
 小山氏は長年、日留賀岳の整備にご尽力され、駐車場まで用意されています。庭には、クマガイソウなど珍しい植物が咲いています。小山さんの裏庭からが登山口への近道です。

 こちらをクリックすると地図が表示されます。
  裏庭の道を500mほどいくと、鉄塔直下にでます。この先の林道を右手に進み、700mほど林道を歩きます。すると、日留賀岳登山口の標識があります。ここからが登山道となります。

登山口
 緩やかなカラマツの林を抜けると、ジグザグのブナ林となります。ヤマツツジが見えてくると、ミズナラの原生林の急な登りとなります。行程の中で一番きつい登りです。無理をせず着実に高度を稼ぎましょう。

 アスナロの歩きにくい原生林にでると、足下にはカニコウモリが8月に白い花を咲かせます。少し平らになると、マイヅルソウが可憐な花を咲かせます。木の根の近くの湿った枯れ葉の中にギンリョウソウも白く透き通った姿を見せます。

 原生林を抜けると、木の鳥居が見えてきます。
 
マイヅルソウ  ギンリョウソウ

 鳥居を抜けると、ダケカンバやシロヤオの明るいゆるやかな登りが続き、ギョウジャニンニク・トリカブト・イチゲ・チゴユリ等々と高山植物の宝庫のいうような登山道が続きます。

 ツバメオモトが見られるようになると、木の間から山頂が見られるようになります。ここから道は木の根の張った滑りやすい急な道となります。

            木の鳥居
 
シロヤシオ  ツバメオモト 
   
イワカガミ 塩那スカイライン 
 木の根が張った急な道を登り切ると明るい峰に出ます。峰に出ると笹の間にイワカガミが見られるようになります。谷間の沢が遠くに見え、ずいぶん高いところまで登ってきたことが実感できます。 
 ゴゼンタチバナ・ミツバオウレン・ハクサンフウロがかたまって咲いていたらすぐ頂上です。



高原山
 頂上は広くすばらしい眺望です。遠く会津・日光・那須那連山も見渡せ、高原山はもちろんふもとのビニ−ルハウスまで見えました。間近に塩那スカイラインが見えますが、山肌に刻んである道路には複雑な思いがします。

 帰りは登ってきた道を戻ります。ミズナラの原生林では、こんなきついところを登ってきたのかと思うことでしょう。帰りには小山さんに駐車場借用のお礼を忘れずにしてください。
 おまけ 

 駐車場を提供してくださる小山さんの野菜は大変おいしいです。春から夏にかけては蕪・大根が最高です。帰りに声をかければ安く分けていただけます。

 温泉は塩原ファミリ−牧場「りんどうの湯」へ露天風呂が気持ちがよいです。時々俳優の織本順吉・矢崎滋さんも訪れるそうです。蕎麦は道の駅湯の香で(混みます。)足をのばせば、そすい庵(西那須野町三区656-2)がおいしいです。