とちぎの山咲案内

花が好き 山が好きな皆さんに (ただし登山靴・地図・ザック等はご用意下さい。)

袈裟丸山(1878m)日光市 県境の懐深い美しい峰


登山時期 5月〜6月 9月〜11月  

 袈裟丸山は旧足尾町の群馬県の県境に連なっている足尾山塊の西に位置しています。同じ足尾山塊の皇海山・庚申山ほど有名ではなく地味な山でした。

 しかし、最近ヤシオツツジの美しさが話題になり、5月中旬の開花の時期にはツアーバスが何台もきて、駐車場が一杯になるほどの盛況となっています。
 ヤシオツツジ以外のツツジ類も時期をずらして開花するので,春はまさに花盛りとなります。また、ミヤコ笹の登山道も、非常に気持ちが良く登山をさらに楽しくしてくれます。

ムラサキヤシオツツジ

シロヤシオツツジ

 また秋の紅葉の美しさは、渓谷美と相まって、すばらしいの一語に尽きます。

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 国道122号線の渡良瀬渓谷鐵道沢入駅付近の、袈裟丸山・寝釈迦の看板を林道に入り進んでいくと、大きな案内板があり、道が二つに分かれています。右に行けば塔ノ沢口、左に行けば折場口、どちらに行っても駐車場があり、頂上に行くことができます。

 今回はツツジ、紅葉のどちらも美しい塔の沢口より登りました。 

 登山口付近
 登山口の駐車場にはトイレもあります。登山口付近は柱状の岩壁に春は新緑・秋は紅葉のたいへんきれいところで景色を楽しみながら渓谷沿いの急斜面を一歩一歩登っていきます。

 登り切ったところに、双輪塔・寝釈迦の案内板があります。右手の岩の上に岩に掘った寝釈迦があり、反対側に、天に向かって突き出ている先の丸い岩が見えます。双輪塔と呼ばれる自然石です。ここから見る渓谷の、紅葉・新緑の美しさはたとえようがありません。
 
双輪塔付近の紅葉  避難小屋付近のカラマツ
 
賽の河原展望台より折場口方面
 さらに沢を登ると、大岩の積み上がった渓谷からやがて短い笹の道となり、間もなく避難小屋に着きます。 避難小屋付近から賽の河原まではカラマツの林が続き、新緑・紅葉時の登山は格別です。

 賽の河原は展望台になっており、眺めのよいところなので、ひと休みすると良いでしょう。南側にツツジ平と呼ばれる高台があり、アカ・ムラサキ・シロのヤシオツツジが時期を分けて咲きます。

 賽の河原から小丸山までの道は、春はヤシオツツジのトンネルとなります。特に小丸山の近くはヤシオツツジが多いところです。ヤシオツツジが咲く頃には大勢の団体が来ますので、特に混雑します。
 
   
つつじ平付近のヤシオツツジ  つつじ平付近のシャクナゲ 

 小丸山頂は眺望もすばらしく、目の前に皇海山や日光連山が、春には純白の雪化粧 秋には燃えるような紅葉で迎えてくれます。渓谷も眼下に切れ落ち、遠く登山者が見えます。
 
小丸山より日光白根山方面 小丸山より皇海山

 小丸山からは少し下り、丈の長いチシマ笹の道となります。

 笹の開けたところに、黄色いド−ムの避難小屋があり、南に水場がありますが、この水はあまりおすすめできません。ここからピ−クを二つ越え、最後の急登を越えると道がなだらかになり、前袈裟丸山の山頂に着きます。春には、シャクナゲが咲く広い山頂ですが、シラビソなどの広葉樹が多ので、南側の眺望しかありません。
 
 しかし、南側の群馬側の山々の雪を抱いた姿はすばらしく、その奥に富士山が見えることもあります。

 さらに進むと、後袈裟丸山への道となりますが、八張反というヤセ尾根の崩壊地を越えなければならないので、危険ですのでやめた方が良いでしょう。春ならば荷物を置いて、雪割草が咲いている所までにした方が無難です。
頂上より赤城山方面
おまけ 

 最寄りの温泉は、国民宿舎 サンレイク草木美人の湯 子宝の湯などの露天風呂があります(600円)。眺めもなかなかです。わたらせ渓谷鉄道水沼駅(500円)も良いでしょう。
 道の駅くろほね・やまびこのそば・うどんは地元の農家のおばちゃんの手打ちです。山菜のてんぷらもおいしいですよ。農産物販売もしています。