とちぎの山咲案内

花が好き 山が好きな皆さんに (ただし登山靴・地図・ザック等はご用意下さい。)

女峰山(2483m)日光市 厳しく美しい名峰


登山時期 5月〜11月(花の時期は6月〜8月上旬紅葉は9月下旬)   

 女峰山は、登山道のバリエ−ションの豊富さ、山容の多様さ、美しさで登るごとに表情の違う山です。

 高山植物も非常に豊かで、初夏には、ニョウホウチドリという女峰山で発見された貴重なランが咲きます。その他にも女峰山頂上付近、帝釈山に向かう尾根にはイワカガミをはじめ多くの高山植物が咲いています。

 頂上の360度の景観のすばらしさはもちろんですが、登山道それぞれに絶景のポイントがあり、登山者を飽きさせることがありません。
  
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登山口
  今回は比較的楽な馬立登山口から女峰山頂に登り、帝釈山・富士見峠を回って下山するコ−スを歩きました。

 光徳牧場から志津林道を行くと、志津小屋の広場にでます。この先に車止めがありますが、ここで駐車した方が無難です。女峰山の道標に従って、志津林道を進むと、野州林道砥の分岐点に女峰山の道標があり、さらに進むと登山口の道標があります。

 この道標よりすこし下り、沢を渡りるといよいよ女峰山に向けて本格的な登りとなります。
水場より(奥に富士山が見えます)  コメツガの林の中を、徐々に高度をあげていきます。

 木の根が張り出した急登に汗を絞られながら登っていくと、緩やかな下り道になり、沢が見えます。
 
 岩のごろごろした沢を横切り、100mほど登ると水場があります。この水場の水は冷たくて、おいしい水です。のどを潤してひと休みしましょう。水場の木の間から奥日光の山々や群馬県の山々が見えます。

頂上手前のガレ場 
 水場を過ぎてから一登りで唐沢小屋です。ここから女峰山頂を往復するのでしたら、荷物を置いてピストン登山もいいでしょう。(往復1時間30分程度かな) 

 唐沢小屋から少し行くとガレ場となります。浮き石が多いので注意しましょう。

 ガレ場を越えイワカガミ・イワヒゲ・ハイマツが登山道の両側に見られるようになれば、頂上はもう少しです。
 
 
イワヒゲ
 頂上三角点付近には小さな祠がまつられています。一段高いところに道標があり、イワベンケイが群生していました。

 頂上からは360度の眺望です。足下には、戦場ヶ原・その奥には尾瀬遠くに富士山が見えることがあります。
 帝釈山へは、左が切れ落ちた、細いヤセ尾根となります。鎖場もあり、注意が必要です。

 この尾根には、タナネニガナ・ゴゼンタチバナ・ミヤマダイコンソウ・コメバツガザクラ・イワヒゲ・イワカガミ・シャクナゲ・コケモモなどの高山植物が沢山咲きます。
頂上より群馬県方面 ヤセ尾根より女峰山頂を望む
ミヤマダイコンソウ コメバツガザクラ

 帝釈山の眺望もまたすばらしいです。自分が登ってきた女峰山を確認すると、「よくもここまできたな。」と思えることでしょう。

 これから、富士見峠まではコメツガの暗い森となります。深い溝の歩きにくい登山路です。滑りやすい道なので注意しましょう。
 

シロバナノヘビイチゴ
 帝釈山からかなり下り、開けてきたところが富士見峠です。コバイケイソウ・チングルマ・シロバナノヘビイイチゴが咲いています。特に、シロバナノヘビイイチゴは、この先々にも、群生し、絨毯のように咲いています。

 富士見峠から車を止めた場所までは長い林道い歩きが続きます。
 林道のあちこちに、崖崩れ防止のフェンスやシカ食害防止のされた木々・植林など山を守ることは非常に手間がかかるものなのだ、と感じさせます。

 林道にいいかげん飽きが来た頃、先ほどの登山口に着くことでしょう。
           
 おまけ 

 温泉は 硫黄泉がお好きでしたら、湯元温泉湯の家600円源泉掛け流しです。おみやげは三本松茶屋のおせんべいがうまいです。茶屋の正面に、日よけの白い布がかけてあるので、わかりづらいかもしれません。今回はじめて、乾燥湯葉を買いましたが、すまし汁などにいれると大変おいしいです。