とちぎの山咲案内

花が好き 山が好きな皆さんに (ただし登山靴・地図・ザック等はご用意下さい。)

奥白根山(2578m)関東以北最高峰 花多き名山 


登山時期  5月中旬〜10月中旬   

 白根山は奥白根・日光白根などと呼ばれ、草津白根・白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)と区別しています。また前白根山・白根隠山等の白根山塊の最高峰なので奥白根山と呼ばれています。関東以北には、白根山より高い山はありません。
 また、シラネの名のつく花 シラネアオイ シラネニンジンなどシラネの名のつく高山植物は、ここ白根山で確認されたのでその名が付いた花です。花の種類・量とも、日光を代表する名山です。さらに、五色沼・阿弥陀ガ池などの湖沼と険しい山容が激しさと、たおやかな美をより一層際だたせます。
                            
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 奥白根山への登山口は、日光湯元スキ−場・金精峠・菅沼・丸沼スキ−場等いくつかあります。今回は8月中旬に菅沼口より登りました。ですからここで紹介する花は8月中旬の状態で書いていきます。

 金精トンネルを過ぎ、2kmほど下ると、広い駐車場の茶屋があります。駐車場脇を奥にはいると、登山者用の駐車場があります。
ゴゼンタチバナ(実)
 駐車場から渓流に沿って行くと、案内板があります。この周辺はハンゴンソウの群生地となります。
 ここから、樹林帯の登りがはじまり、所々にゴゼンタチバナの赤い実が見られます。緩急の登りを1時間30分ほど行くと、カニコウモリの白い花の群生となります。あと10分ほど歩けば阿弥陀ガ池です。
カニコウモリ

 阿弥陀ケ池に沿った登山道の斜面は、シラネアオイの群生保護区域になっており、鹿の食害防止ネットがかかっています。しかし、復元作業は進んでいないようで、あまり花を見ることはできません。(下のシラネアオイの写真は、丸沼ロ−プウエイ山頂で人工的に栽培されたものを撮影したものです。)
阿弥陀ガ池より奥白根山 シラネアオイ
 
 阿弥陀ケ池からの登りは急なガレ場となります。この登りはきついですが、展望は最高です。眼下には阿弥陀ガ池、菅沼が広がり、日光の山はもちろん、尾瀬の燧ヶ岳・至仏岳・上州武尊岳が一望できます。

 いよいよ頂上が近くなると、岩の間を越えていきます。頂上直下ではトウヤクリンドウの黄色い花が草の間に咲いています。岩の間を登り、一度下って登り返した先が頂上です。
 
北面ガレ場より阿弥陀ガ池 尾瀬の山々  白根山頂 
トウヤクリンドウ コケモモ
 奥白根山頂は狭く、白根山の道標が立っています。
 頂上直下には神社があり、神社より山頂噴火口跡(栃木県博物館のジオラマと全く同じ風景)が見えます。
 火口の外輪にはコケモモ・ハクサンフウウロ・タカネニガナなど多くの種の花や実がありました。

 帰りは山頂から避難小屋をへて五色沼に下り、阿弥陀ガ池に登り返した方が多少時間(30分ほどよけいにかかる)がかかりますが、安全で高山植物の宝庫と呼ばれている五色沼周辺を散策できるのでオススメです。阿弥陀ガ池からは登ってきた道を戻ります。
頂上噴火口跡
 おまけ 

 時間があれば、丸沼スキ−場より丸沼ロ−プウエイで山頂駅まで、「天空の足湯」「ロックガ−デン」けっこう楽しめます。大人往復1800円。ここから頂上を目指すと、最も楽なコ−スとなります。