栃木の山楽々(番外編1)雲龍渓谷           下都賀地区 T・K様
   雲龍渓谷            

 雲龍渓谷は、日光東照宮の東を流れる稲荷川上流、女峰山の南東の標高1,400m地点にある渓谷です。
 毎年、寒さの一番厳しい1月下旬から2月上旬に渓谷からしみ出している地下水が凍結し、渓谷全体が美しい氷壁となります。冬山の救助訓練なども実施され、テレビや新聞で取り上げられることもあります。
 渓谷に入るには、氷壁を登ることもあるため、冬山の装備とアイゼンなどが必要です。 また、経験者に同行するなど安全対策が必要となります。
 渓谷内での行動は、日中の気温上昇による氷柱の落下等危険なため、早朝より午前中の行動が原則となります。

  平成21年2月               

  今年も雲龍渓谷に行きましたが、昨年以上に氷が少ない状態でした。気温が高く、例年凍結する川が完全に凍っていないため、無理をすると足下の氷を踏み抜いていつ川に落ちてもおかしくない状態でした。
                                                H21.2.7
 友知らずの付近も足下の氷が溶けて水が氷壁のそばまできています。
 
 いつもなら氷の壁の美しさに感動し、何枚も写真を撮る場所もこんな感じです。
 先に進みたいのですが、足下の氷も溶けていて、これ以上進むのは危険と判断し、雲龍瀑布の手前で引き返すことになりました。
周りの山も雪の量が少なく、2月とは思えない風景です。 


   平成20年2月

 今年も、雲龍渓谷に行ってきました。渓谷内はいつもなら氷壁になっている場所に地肌が見えるなど、例年になく氷が少ない状態でした。地球温暖化の問題がここにいも現れているように思います。

 氷が少ないということはそれだけ氷が薄いということで、氷柱の落下や足場の崩壊など危険度が高いということになります。この渓谷に入るには、氷壁を登ることもあるため、冬山の装備とアイゼンなどが必要です。 また、経験者に同行するなど安全対策が必要となります。遭難事故などを起こさないためにも安易に入山することのないように注意をお願いします。 
                                               H20.2.2
 雲龍渓谷入口です。右の氷壁は岩の割れ目しみ出す水が徐々に凍ってできたものです。

 今年は色は綺麗なのですが、氷が薄いようです。
  雲龍瀑手前の最大規模の氷柱です。 薄緑のつららが幾重にも重なり30mほどの高さがあります。

 例年はアイスクライミングを楽しむ人がいるのですが、氷の厚さが不足し、危険だということでした。
 雲龍瀑付近の氷柱群です。友知らずの青い氷壁とこの緑の氷柱がこの渓谷でもっとも美しい場所であると思います。

 また、近づくにはもっとも危ない場所でもあるのですが。
 女峰山を源流とする稲荷川流域の岩は崩れやすく土石流の危険があるために監視用の展望台が設置されています。

 その一つ日向展望台からの女峰山(正面左側)です。右側の山は赤薙山です。


  平成19年2月

 ※表示している写真をクリックすると、少し大きいサイズの写真が表示されます。         H19.2.15
 
 渓谷に入るには、氷壁を登ることもあるため、冬山の装備とアイゼンなどが必要です。 また、経験者に同行するなど安全対策が必要となります。

 渓谷内での行動は、日中の気温上昇による氷柱の落下等危険なため、早朝より午前中の行動が原則となります。
 左は「友知らず」という場所の写真です。
「友を忘れるほどこわい」ということからこの名前がついたそうです。

 両岸から氷柱が盛り上がり目の前にそそり立っています。道が特に狭い上に覆い被さってくる氷壁に押しつぶされる感じです。
 全面凍結した氷壁です。画面左隅にアイスクライミング中の人が小さく写っているのですが、見えるでしょうか。

 この壁は高さ30mくらいあり日が当たると淡いグリ−ンや白に輝きます。
 最大の氷柱です。高さ50メ−トル,幅8メ−トルくらいでしょうか。

 淡いグリ−ン色で宝石のようです。暖かくなるとこの氷柱の横に亀裂が入り一気に崩れます。
 渓谷の奥に進むには、氷柱の下の狭い渓谷の中を歩いていきます。

 途中流れを渡ったり、大岩を越えたりなかなか大変です。
 渓谷の入り口付近にもどり、振り返ると、女峰山の尾根に飛行機雲が続いていました。

※この場所は、たいへん危険な場所ですので、入山する場合は、充分な安全対策が必要です。

 渓谷内に入れる時期は、気候にもよりますが、渓谷が結氷する1月下旬から2月中旬くらいの間の期間となります。それ以外の期間(たとえば夏の期間)は落石などが多く難易度の高いコースで、一般向きではありません。

 車止め駐車場 → 雲龍渓谷入り口 → 雲龍瀑 → 雲龍渓谷入り口→車止め駐車場
    6:30         9:00       10:00      11:00       13:30

 ※上記の時間に休憩の時間は含まれません。